住宅の性能って?(2)
こんにちは。リノベーション事業部の松下です。引続き温熱環境についてです。
前回WHOの勧告で最低室温が18℃とお伝えしました。
ここで温度について少々話をします。
一般的に言っている温度とは「室温」です。(おわかりですよね)
しかしながら、例えば室温が20℃でも寒いと感じたことはありませんか!?
これは何故でしょうか?
実は皆様が感じているのは室温ではなく、「体感温度」なのです。(作用温度とも言います)
ご存じの通り、部屋は床、窓、壁、天井に囲まれています。
先ほどの室温20℃の場合、体感温度はどうなるかと言いますと、以下のようになります。
この5℃の差の熱を周囲から感じることができない分、寒く感じるのです。
上図のように、室温が20℃でも周囲の温度が10℃ですと、実際には15℃を体感していることになります。このように考えてみますと、寒く感じないようにするには…..
そうです。
周囲の温度、つまり、床、窓、壁、天井の温度も室温と同じに保てればいいことになります。
このために、「断熱+気密」が大事になってくると言うことになります。
+気密としましたが、いくら断熱性能を良くしても気密性能も良くないと寒いのです。
このあたりのことについて、次回からお伝えして行きたいと思います。
今回はここまでです。